2019年11月9日土曜日

引っ越し騒動で分かった「出来ないこと」

先々月末の退去騒動の後、後日談がある。

前にブログに書いた通り、住民登録の住所を間違って、役所からの書類が返送されていたり、携帯がどこかに行ってしまったり。



そして、本人はというと、退去後数日は自宅で寝泊まりして、食事を3食施設に食べに来ていたが、しばらくして、(施設のスタッフさんの上手な誘導により)施設に戻ることになった。

恐らく、自分の思い描いていた夢の自宅での一人暮らしが、想像とは違っていたのが大きかったのだろうと思う。

自宅の洗濯機のコンセントを挿しても動かない(=壊れた)と電話が来たが、実は、洗濯機用の水道の蛇口を閉めていたので水が出ず、洗濯機が動き出さなかっただけだった。
そして、その洗濯機を開けると、中にはこれから洗濯しようと思っていたらしい洗濯物が入ったまま(おそらく半月くらい放置されていたと思われる)。。。。


見当たらなかった携帯も、施設に持ってきて封も開けずにそのまま収納スペースにしまい込んでいた段ボールを解包すると、その一番下から出てきた。

しかし、その携帯電話の充電用のUSBアダプタは無く、携帯を使うのにコンセントに挿すアダプタが要るということが抜け落ちているのだ。
同じく、固定電話も本体と電話線だけ持ってきていて、アダプタは無し。
アダプタについて尋ねると、いずれも、どこに行ったか分からないと(後日、自宅より発見)。


自宅に行くと、これから施設に持っていこうとしているらしい荷物が玄関先に梱包されて置かれていた。
中を見ると、私がまだ子供だった頃の割りばしや乾物などが、下着や洋服などと共に積まれている。
また別の小さな袋には仏壇用の線香とろうそくと一緒に何故かミシン糸などの母の使っていた洋裁材料が入っていたり。

とりあえず、家の中から段ボールや袋がいっぱいになるように、見つけたものを詰め込んだだけで、その詰め込んだ物がこれからの生活に必要かどうかという判断は全く加えられていないのだ。

その際、私が後でまとめて捨てようと自宅の玄関先に置いていたものが、翌日施設の居室に行くと無意味に置かれていたり(入れ違いになって、私がまとめた後に父が来て施設に持ち帰ったようだ)。。。。。

よくTVで見るごみ屋敷はこういう行動の積み重ねなのだろうなあと思った。

見つけたものを持ち帰るその瞬間は何か思惑があるのだろうが、それが役に立つとか、必要だとかということではないのだ。
そういう、ロングスパンの思考回路は消滅してしまっている。

そして、後で本人に何に使うかを聞くと、おそらくは模範解答を繰り広げ、最後は捨てるなと怒り出すパターン。

施設の居室がごみ屋敷にならないための定期的なチェックが必要になりそうだ。

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