もっと言うと、小学生の頃から、忘れ物、物をどこに置いたか分からなくなって大捜索をする、人の顔と名前を一致させるのが苦手、人の名前を思い出せない。。。。なんてことは日常茶飯事。
とある認知症チェックテストをやってみると、要注意(上中下の中)。
要注意と言われてドキッとはするが、多分、小学生のころにやっても、ほぼ同じ結果だっただろうと思うので、どちらかというと私の性格や素質の問題。
もう少し良心的なネット上の情報だと、物事が思い出せないのが物忘れで、それがあったかどうかが分からなくなっているのが認知症、とあった。
父の場合はどうだろうか?
私が感じる、今思うと父の認知症の前兆症状だったかな?と思うことは
- TPOに合わせた服装を選べない
- 同じ服だけ頻繁にローテーションしている
- 食べられるものと食べられないものを区別できない(傷んでいる、腐っているということに鈍感になる)
- 「こうしたら?」と提案すると、「そんなことは気にしない」とか「どうでもいい」、「このままでいい」、「放っておいてくれ」などと、提案内容に聞く耳を持たない
- 「捨ててもいいか?」と聞くと「捨てないでくれ」と言って怒る
- お金の管理ができない(支払うべき税金等をスルーする、確定申告ができない、銀行で投資の勧誘にすぐ乗ってしまう、使う予定の無いデパートの積み立てを払い続ける)
- 質問に対しては判で押したような模範解答を毎回する
こうやって並べてみると、物忘れというよりは判断力が低下している感じがする。
今何をしたらよいのか、それは必要か不要か、といった判断が出来なくなっていたようだ。
そして、困ったときは長年の経験で身に着けた模範解答を繰り返せばやり過ごせてしまうし、まだ大丈夫かな?という思いもあって、認知症初期の把握は難しかったなあと思う。
そして、認知症と診断されてから気づいた「物忘れ」の症状はというと、
- (思い付きで)通販で物を買ったこと
- (思い付きで)ツアーの申し込みをしたこと
- 友人との約束の日にち
- 昔趣味で買っていた切手やコインなどの存在
- 上の妹と長女、下の妹と二女を混同する
- 自宅の住所や電話番号などの数字の一部を間違う
- 故障した(と思い込んだ)洗濯機に入れた洗濯物の存在
- お金を仕舞った場所
- いつ誰に会ったか
あまり会わない人の顔を覚えていてもあまり活用する機会はないし、お金の計算は出来なくても買い物の際は言われた金額を出せばよいだけなので、実は出来なくてもミニマムな生活は出来るのだから、脳トレで神経衰弱とか計算問題をするのって、実はあまり意味がないのかもしれない。
そして、厄介なのが、忘れたことをほかの話と関連付けたり、思い付きや模範解答でカムフラージュしたりすることだ。
聞いている方は、どこまでが本当なのか混乱させられる。
一方、認知症が進んだ今でも何とかクリアできていたりするのが
- 日付、曜日を正確に言える
- 電車に乗って出かける(一度帰れなくなったが)
- 食事の時間に施設の食堂に出向く
- 毎日風呂に入る(オートの給湯ボタンで風呂の支度をする)
- 洗濯機で洗濯する
- 相手の言動に合わせて時候のあいさつや日常のおしゃべりをする
- 携帯で家族に電話をかける(短縮ボタンから)
1年前と比べると、出来なくなってきていることも増えているので、この先どうなるのか定かではないが、起こったことに一喜一憂しないで淡々とやっていくしかないのだろうな。
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