2019年7月30日火曜日

家に帰れない

ケアマネさんから電話。

先日、父が早い夕食後に隣町まで電車で出かけたいと言って出掛けたけれど、結局駅で降りた後、施設までの帰り道が分からなくなって、親切な若者に連れられて帰って来たのだと。



その後、施設の方が助けてくれた若者に詳しく状況を聞いてくれた。

父は駅を降りた後、駅の周辺を30分近く行ったり来たりうろうろしていて、見かねて助けてくれたそうだ。
その駅から数分の場所にある父がいつも買い物に出かけるスーパーは分かるか?と若者が尋ねても「分からん」と。
咄嗟に聞かれて、今尋ねられている場所がいつも自分が出かけている場所と関連付けができなかったようだ。

往路は駅まで行けているし、施設とスーパーの位置関係は理解できているはずなのに。

前回、病院に付き添って、父が長谷川式のテストを受けているときの印象もそうだが、物事を解決するためにじっくり考えるのが出来なくなっている。
分からない、と思ったら、そこですべてが停止して、先に進まないのだ。

今回の問題点
・施設の門限は21時で、原則外に出られる
(今回は外出モードがとても強く、スタッフさんが止めきれなかった)
・スーパーまでは行って帰ってこれるが、もう一つ要素が加わると理解は無理
・携帯は高齢者向きのスマホで、父はホーム画面に出ている親族にしかかけられない
(施設の番号は表示設定できていなかったので、助けてくれる人も施設に電話できない)
・携帯はかけられるけど出れない

施設からは、夕食後の外出は原則スタッフに言ってドアを開けてもらうように変更した、との話。
お元気な入居者さんにとっては不便になるわけなので、恐縮の限りだ。
しかし、デイサービスの無い日の日中だったら自由に出れるし、他の人の出入りに付いてふらっと出てしまえば、出れてしまう。

今回は携帯を持って出かけるよう、促してくれたようだが、結局、施設に電話をすることも出来ないし、施設から電話しても出られないので意味があったかは不明。
それに、携帯を持たずに出てしまう可能性も高いわけで。。。

また、たとえ行き先がいつも行くスーパーであっても、何かの事情で思考停止になってしまえば、今回のように帰ってこれなくなる可能性もあるので、早急に何かしらの対策をしておかないと、ちょっと怖い。
ましてこれからは暑い盛り。
もし、人気のない方向へ行ってしまったら、誰にも見つけられずに倒れてしまうこともありうる。

課題はどんどん増えていく。
これからどうなっていくのだろうか。


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