2020年12月25日金曜日

病院長から電話そして急展開

 父が入院した翌々日、病院事務員さんから電話がかかってきた。


明日、病院長から電話をしたいが、都合はどうか、と。

病院長から電話、しかもその電話でダイレクトではなくて、わざわざ翌日こちらの時間を確認して電話をしてくる用事とは一体何だろう、とドキドキして1晩過ごす。


翌日電話が来て、一般的な主治医としての病状とこれから治療をどの程度望むか、という確認の内容で、ちょっと拍子抜けしてしまった。


結局のところ、入院当初の見立てと違って、病態の中心は肺炎(誤嚥性?)と脳梗塞とのこと。

なぜ一昨日、それが分からなかったのか不思議でならないが、このまま経管栄養をしながら治療をしていくか、何もせずに看取る方向性で施設に戻るかを選べという。


こちらとしては、容体を見ていないので判断が付きづらいが、施設のスタッフさんや病棟の看護師さんの電話での様子から想像すると、ここで看取り(見捨てる)という選択肢はちょっと唐突なのではないか?と思い、経管栄養をしながら入院継続を選択。


薬の鎮静が効きすぎたという話は何だったのだろうか?

病院長は薬をいろいろ飲んでいるから、というので、いつの間にそんなに鎮静系の薬が増えたのだろうと詳しく飲んでいる確認すると、私が把握している従来から飲んでいる薬のままだ。

鎮静系の薬は夜に1種類しかない。

病院長は1種類でも効きすぎるときは効きすぎる!と言うが、結構長く飲んでいて、いきなり効きすぎは無いだろうと思うのだが。。。。。


しかし、その3日後の朝、また病院から電話が。

昨晩までは普通にしていたが、今朝見たら、容体が急変していて、脳梗塞の症状がひどくなったので、脳外科のある病院で侵襲度の高い血栓を溶かす治療などを受けるか、ここで看取りをするか、と。



病院長はよっぽど父を看取りたいらしい。

先日の電話で、この病院は父の容体を的確に掴んでいないのはよくわかった。

このままここに任せていては生き延びられる状態であったとしても無理だろう。


父の無意味な延命は望んでいない私でも、この病院はあり得ないと思った。

論理的な会話の成り立たない病院で最期を迎えれば、私も親族も今後悶々とするのは目に見えている。


転院希望を即答すると、思惑が違っていたのかちょっと動揺したようで、血栓を溶かす治療は転院先の医師が判断するので本当にできるかどうかは分からないとか、転院先に入院手続きにパッと来れないと転院は出来ないとか、もやもや言うので、叔母に連絡を取り、都合を確認して正式に転院希望を伝えた。


運よく前回脳梗塞で入院した病院に転院することとなり、まともに話の通じる、前にもお世話になった脳外科医が主治医となった。


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