2019年4月25日木曜日

高齢者の運転免許

最近、TVでは高齢者の運転免許返納が話題になっている。

うちの父も昨年、伯母の努力によって免許を返納している。
父の場合は、75歳以上に義務付けられている認知機能検査で判断力が少し低下という結果⇒高齢者講習の申し込みが(認知症のため)自分で出来ずあきらめる、という流れに重ねて伯母が説得をして免許返納にこぎつけた。



私が父に関わりを深めたのはこの後からなので、免許返納直前の運転の状況は定かではないが、10数年前の父が60歳過ぎたころで既に運転の安定性は無く、前後左右の確認がおろそかで、停車も急。
妹と、父の運転する車には乗りたくない、と話すようになっていた。

私自身、40代後半になって、車の運転ってこんなに難しかったっけ?と急に感じるようになってきた。

もちろん、危ない運転のニュースや実例をよく見聞きするようになって、運転自体が慎重になってきているのもあるだろうが、車の運転はかなり複雑な行動の組み合わせなのだと最近強く感じるようになった。

目で信号や標識、対向車、歩行者、後ろから迫ってくる自転車やバイクを途切れなく360°モニターしながら、手と足を使って方向とスピードを調整する。
AIが発達してきて、いろいろなことをコンピュータで置き換えることができるようになっているのに、あの世界のgoogleでさえ、自動運転を未だ達成できていない。
そのくらい難易度の高い作業なのだ。

最近、私自身車を買い替え、この車は目標20年乗る予定なので今の段階で付けられる安全装置はすべて付けた。
それでも10年も経てば、もっと安全性能の高い車が標準となり、そんな古い安全装置では安全とは言えない!というような時代になってしまうのだろうが、お金で買える安全はとりあえず買っておくべきだろうと思う。
自分の人生は自己責任だが、人の人生はできる限り奪いたくない。

父に関しては免許返納後、しばらくは車をまた買った方が良いと思う(運転免許を再度取得する難しさはもう理解できていない)、と言っていた時期もあったが、車が無いなりに徒歩や自転車で時々買い物に出かけ、病院は施設のスタッフさんに有料でサポートしてもらうようになって、もはや車に執着は無くなってしまったようだ。

親御さんの車の免許返納を働きかけている方たちに陰ながらエールを送りたい。


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