また父から電話がかかってきた。
また施設を出たい、という内容。
主治医から血圧の低下が心配だから施設の退去はダメ、と言ってもらっていたが、血圧は自分で測るからいいんだ、と。
そして、退去の理由は「お金がかかるから」。
退去しても、違約金が要るからお金はかかるよ、というと、「お金はかかってもいい」。
完全に矛盾している。
つまりは、理由はお金ではない別のこと。
でも、それはどんなに聞いても多分出てこない。
説明できるような脳の回路ではなくなっているからだ。
認知症が適当なことを言うのは、そういう、複雑な脳の回路の連絡が上手くいかないか、とっても時間がかかるため、一番簡単な、ショートカットした回路でしゃべれる内容に集約されてくるからなのだろうと思う。
最後には必ず、死ねばいいだけだ、とか、わしの自由にして何が悪い、とか、そういうパターンに落とし込んでくる。
そして、言われた方は、そういう言い方をされると、返しようがなくなる。
そしてまたフラストレーションが溜まっていく。
しかし、今回の電話で一つ良いこともあった。
いつものような「通帳返せ、こらッ」というトークが無かったのだ。
通帳への執着が終わってくれたならありがたいのだが、どうだろう。
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