2019年6月23日日曜日

認知症患者は要らない

かかりつけ医から見放された話を以前書いたが、別の病院に替えることにした。

過去記事:遠距離介護 不定期日記 ~私は私、親は親~: 主治医から見放された



血圧が高くなって動脈瘤が破裂すれば、ほぼ即死。
血圧が下がりすぎれば、転倒リスクが上がって寝たきり→認知症進行。

妹や主人とも話をし、まずは命を守るのが最優先だろう、ということになった。
万一、転倒しても、骨折など寝たきりにつながる可能性が高いと言っても必ずそうなるとも限らないけれど、血圧が高いせいで血管が破裂すれば、命は必ずなくなると思うからだ。

先日、問題のかかりつけ医に直接話を聞きに行った。

医師に電話をして話をされた時と同様、医師からは血圧の低下による寝たきりリスクを強調された。

家族としては、血圧の上昇で死んでしまう方が怖いと言うと、医師からは、そういう考えもありますが、血圧低下すれば。。。。と。
でも、薬やめたら血圧が上がるしと言うと、でも、血圧下がれば。。。。

このやり取りを3度も4度も繰り返し、この医師は父をもう診たくないのだな、と悟った。


施設のスタッフさんにこの件を話すと、こんな話が。

当初、血圧のコントロールだけで通っていた時はそうでもなかったが、認知症の診断をしてもらった総合病院から、認知症の薬の状況も安定したから今後は血圧のかかりつけ医で他の薬と一緒に処方してもらってくれ、と紹介状をもらって、今のかかりつけ医に持参したあたりから実は嫌な顔をされていたのだと。

患者の命を守るのが医師の務めと思っていたが、自分のことが優先の人もいるのだ。
分かっていたつもりだが、実際、目の当たりにすると、怒りがこみ上げる。

こんな医師にかかり続けても良いことないな、と思い、別の入院施設を持っている病院にかかりつけを変えることにした。


ケアマネさんにこの話をすると、実家近辺の田舎では開業医は(父のような)面倒な患者はいろいろ理由を付けて診ないのだそうだ。

病院はもちろんのこと、特養でさえも騒ぐ認知症患者は追い出され、老健施設はそもそも認知症のある患者は極力受けないのだそうだ(入所中にだんだんと認知症を発症する人が出てくるので、最初から認知症がある人まで受け入れるとケアが回らない)。

政府は認知症対策を!と謳っているが、これが現実だ。

頭はしっかりしていて身体が動かない要介護者は介護内容が想定しやすいが、認知症は同じ介護度でも目が離せないことが多いため、その人数が増えてしまうと限られた介護スタッフでは面倒を見きれないのだろう。

今のサ高住にしても、最近入居者が増えてきて、今のスタッフだけでは手がいっぱいなのが手に取るようにわかる。
一生懸命対応いただいているが、今後、入居者の状況が変わっていけば、いつ「もう見きれない」、と言われるか分からない。

ケアマネさんからは(飲酒対策に)勝手に外出できないようになっているサ高住への転居も提案されている。
今後のことを考えると、頭が痛い。


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