また血圧が下がりすぎたので、緊急でかかりつけ医を受診した。
父は否定したそうだが、しゃべる口調からも足取りからもどう見ても「お酒を飲んでいい気分」だったそうだ。
動脈瘤があるので、血圧が上がらないように降圧剤をのんでいるが、飲酒してしまうと血圧が下がりすぎてしまう。
かかりつけ医から、もううちで看る状態ではない、といった感じに言われたらしい。
家族が今後どうするか決めてほしいので、かかりつけ医に連絡してほしい、という電話だった。
かかりつけ医に電話すると、今の病状、最悪の見通しなど説明を受ける。
認知症も進んでいて、本人に飲酒したかと聞いても、見るからに飲んでても飲んでないという(飲んだという認識自体が無いらしい)。
特に、これから夏場になると、自然と血圧は下がる傾向になるので、なおさら。
一方、父の動脈瘤は本来なら手術適応になってもよいくらいの大きさだが、認知症などいろいろ考慮すると、手術は現実的とは言えないそうだ。
血圧が高くなれば、血管への負荷が高まり、破裂する可能性も高い。
血圧が上がりすぎて動脈瘤が破裂すれば瞬時に致命的だし、血圧を下げ過ぎて(+飲酒)転倒でもすれば骨折→寝たきりコース。
医師の指示・指導は守れないし、低血圧のリスクを考えると、もう薬なしで良いのではないですか?
もううちできることはないですよ、と。
動脈瘤が破裂すれば、もちろん救急車→入院なので、クリニックでは何もできないし、転倒→骨折となっても、内科のかかりつけ医ではどうにもできないし、防ぎようもない。
う~ん、薬やめて血管破れるリスクはどうなるんだ?
「うちでできることはない」は(社会人一般論として)一言余計な気がするが。。。。
施設に訪問診療に来てくれている協力医はいるので、処方をしてもらうことも可能ではある。
しかし、協力医は専門は糖尿病なので、循環器分野について、どの位考病状などを考えてくれるかは未知数だ。
世の医師は自分に自信のない薬は病状に合わせて増減してくれることは非常に少ない。
降圧薬を辞めたとしても、施設に入る前はちゃんと薬はのめてなかったので、前の状態に戻るだけと言えばそうなのだが。
さて、どうしたものか。
人の命にかかわることを決断しろと言われるのは辛いものだ。
↓介護ネタばっかりだと疲れちゃうので、同世代の日常もフォロー中
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿