父の様子を見に行った折。
主だった用事は前日までに終わっていたので、遅めの朝食をとろうと思っていたところ、施設から電話。
父が昨晩、深夜にひたいを柱にぶつけてケガをしたと言うのだ。
慌てて朝食を摂って、父を病院に連れていく。
病院へは施設のスタッフさんから電話してもらっていたので、割とスムーズに診てもらえた。
スタッフさんが応急処置でしてくれていたガーゼをはがすと、”へ”の字型の傷があらわになる。
よく見ると、傷は結構深い。
ぱっと見ただけで、中の肉の部分が見えている。
一体、どういうシチュエーションでぶつけたのだろうか?
本人曰く、夜中にだれか尋ねてきた気がして、起きた時に部屋が暗かったため、柱の角に当たってしまったのだと。
これが本当の話かどうかは本人も含めて誰にもわからない。
認知症の父は、大体こういう理由を求められる場面では、一番オーソドックスなストーリーを思いつきで話す。
額はぴんと張った皮膚なので、切れるとぱっくり裂けるらしいが、常識的に考えれば、暗ければ、手探りで慎重に前に進むし、大して広くない部屋の中なので普通に歩くスピードなら、柱にあたってもせいぜいタンコブくらいだろう。
幸い、その日は病院に形成外科の先生がいて、丁寧に縫ってもらえた。
念のため、CTを撮ってもらって、異常なしと(頭をぶつけた場合、遅れて異常が現れることがあるので、半年くらいは頭痛や吐き気等の自覚症状に注意を払う必要があるとのこと)。
ケガした本人はさすがに神妙な顔をしていたが、それが続くのもほんのちょっと。
しばらくしたら、退去騒ぎだ。
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