2019年3月25日月曜日

退去願

結局、警察からは連絡は無かった。
もちろん、父は私の電話番号も住所もしっかり覚えていないので、無理なのはわかっていた。
そもそも、警察に行くということ自体、記憶に残らなかったのだろう。



その代わりと言っては何だが、施設のスタッフさんから電話が来た。

父がご丁寧に4月に入ったら退去するための書類を持ってきたそうだ。
書類はにこやかに受け取り、連帯保証人(私)の了承が無いと退去できませんよ~とやんわり退去は断ったと。
理解のほどは不明だが、本人は書類が渡せたので満足して去っていったそうだ。

前にケアマネさんにも言われたが、基本的に認知症患者の前ではすごい良い人を演じるのが約束事やお願いを聞いてもらう上で重要なのだと。
施設のスタッフさんたちはそれをさらりとやってくれるので、非常にありがたい。

それにしても、父が勝手に退去すると決めている日が刻々と近づいてきている。
実家は施設から徒歩圏内なので、連れ戻すこと自体は可能ではあるが、あの頑固な父がちょっとお願いされたくらいではホイホイと施設に戻らないだろうし、私が言えば火に油だ。

さて、どうしたものだろう。。。

しばらくして、また施設の方から電話が来た。
血圧管理を理由にドクターストップをかけてもらってはどうか?というアイデアを提案してくれた。

父は大動脈瘤があって、かかりつけ医からは血圧が低下した後の急激な血圧上昇が一番危ないと言われている。
そのため、朝晩血圧を測ってもらっているのだが、先日もちょっと血圧が低めなことがあって、かかりつけ医にお伺いを立てたところだ。
その時は血圧が下がるからと禁酒を指示され、居室のビールはすべて施設側で預かっていただいている。

その後もちょっと血圧が不安定なことがあったらしく、それを理由にまた退去もドクターストップをかけてもらおう、という作戦だ。

この名案を試してみることにした。
近日中にかかりつけ医も巻き込んだ作戦が実行される予定である。


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