もし、また外で迷子になったとき、速やかに身元を確認してもらえるように、父の名前や連絡先を警察に伝えておくためだ。
気の利いた市町村ではもうこのような取り組みが行われているが、残念ながら、実家の町ではシステム化されていない。
警察に事情を話すと、丁寧に聞き取りをしてくれて、持参したスマホの父の写真を写真に撮って、何かあったときに活用できるようにしてくれるとのことだった。
ほっ。
些細なことではあるが、遠距離介護の身としてはこれでかなり精神的に楽になった気がする。
認知症介護について経験豊かな担当ケアマネさんは、父が迷子になることをとても気にされていて、施設から外出して帰ってこない時どの段階で警察に連絡するか、を私と施設の間できちんと相談していてほしいと何度か促されている。
田舎なので、警察沙汰にならないように、という人たちが結構多いのだろうか？
私も施設の管理者の方も迷わず警察にお世話になるつもりなので、トラブル発生時に今回の事前対応で少しでもスピーディに事が運べば良いなと思う。
警察からも、迷子になったときは自分たちでどうにかしようと思わずに早めに警察に連絡を欲しいと念押しされた。
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