2018年12月26日水曜日

再会

冷蔵庫から手を付けていないお中元、お歳暮の食品が何年分も出てきたので、送っていただいた親戚に宛て住所変更のお知らせも兼ねて、父は施設に入ったのでお中元やお歳暮はもう要らない、とはがきを出した。

そのうちの一人、母の従妹(従伯母)から、添えて書いた私の連絡先に電話が来た。



母方の実家は隣に祖父の妹夫婦が住んでおり、母と従伯母は幼いころから姉妹のように育ってきた仲だ。
なので、私も幼いころは正月に祖父母の家に遊びに行くと従伯母を伯母として慕っていた。

しかし、母が亡くなり、母方の祖父母が亡くなると、自然と母方の親戚との交流も減り、父かろうじてはお中元、お歳暮のやり取りと、その受領の連絡をするくらいのつながりを持っていたが、私や妹は遠方にいるため、わざわざ会いに行くきっかけをなくしてしまっていた。
なので、20年近く会っていない。

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従伯母ももう70過ぎだが、電話口の声は変わらない。
せっかくなので、父の様子を見に行く際に会うことにした。

従伯母の家は大きめの市の田舎の方にあって、最後に遊びに行ったのは40年近く前だ。
当時、新しく開発された田んぼの中の住宅地に最初に土地を買って、大工をしている旦那さんが仕事の合間にのんびり家を建てていたので、遊びに行った時にはまだ完成しておらず、勝手口から入ってキッチンと茶の間だけ使っていた。

住所を頼りにカーナビで行くから大丈夫だよ、とは言ったものの、実際近くまで行くと、私が思っていたような田んぼの中の一軒家、というような感じではなく、細い路地を入って行けとカーナビに言われてちょっと躊躇した。

家も当たり前だが、ちゃんと出来上がっており、今回は勝手口ではなくて玄関から上がらせてもらう。

20年分の近況報告をしあって、ランチもおやつも夕食までもごちそうになり帰路へ。
お礼を言うと「姉ちゃん(母のこと)には何にもできなかったからね~」と。
2人とも母のことを思い出してちょっと涙が出た。


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