2019年1月14日月曜日

忘年会は本当だった

施設のスタッフさんと話をしていたら、そういえば、あの忘年会の話、本当だったんですよ、と。


以前のブログでも触れたが、10月に忘年会があると言って食止めにしていたのだが、結局その日の夕方になっても誰も迎えに来ず、あれは作り話だったんだろうということになっていた。

過去記事:親の介護 現在進行形 ~私は私、親は親~: 思い込みと嘘の記憶


12月になって、忘年会の幹事さんから電話が施設にあり、父の状況を聞かれたとのこと。
スタッフさんが現況をお話しし、やはり泊まりの宴会は難しいという判断で父にはこっそりキャンセルになった。

今回の件も、父が日にちや幹事の連絡先をしっかり把握していたとしたら、話はちょっと違っていたかもしれない。

そういうのが出来ないのも含めて認知症なのかもしれないが、実は周囲が認知症だと思っている一部は、大雑把で思い込みの強い父の元々の性格や高齢者一人暮らし故の社会性の欠如によるものなのではないか?とも思えてくる。

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記憶がおぼろげになっているところに先天的な性格や後天的な経験、周囲の環境が複雑に絡まって、さらには記録や説明が上手くできないために周りの人に今の状況を伝えられず、「妄想」、「虚言」、「作り話」と思われている部分もあるのではないか?

そして、病態が分かったとしても、周りの人間が本人の頭の中に介入することはできないので、モヤモヤした状態を解決することもできない。
結局、周りが本人の頭の中を「妄想」して「作り話」を作って対処するしかない。

認知症とは何とも複雑な病態だ、と改めて思う。


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