2018年12月19日水曜日

投資の損失

近くの銀行の支店に行って住所変更をお願いした際、気の利く行員さんが、父の現在の契約状況を確認してくれた。
なんと、NISAの投資信託を契約していたことが判明!

父本人は全く覚えておらず。。。。
そもそも、NISAも投信もその仕組み自体理解していないよ。。。

行員さんも、「高齢者の方はご家族と一緒じゃない場合は普通はお勧めしないように指導されているのですが、、、」と申し訳なさそう。

認知症の影響なのか何なのか、何年か前から妙に財テクに手を出すようになった。
そんな知識は全く、思い付きでやるから結局儲かったものなど一つもない。




以前、妹から父が土地を買ったらしいと連絡が来て伯母に聞いたら、隣市の田舎に土地を本当に買っていた。
近くに小学校はあるものの、全校生徒50名以下、1学年1クラスで、年々子供は減っているようなところ。

本人に聞いたら、ちょうど真四角いいい形の土地があって。。。と。
土地って形重視で買うものなのか?

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今や、田舎の土地なんて「負動産」というくらい、持てば持つほど負け、という代物。
皆、トランプのババ抜きの如く、いかに早く手放すか、ということに奔走しているというのに。

しかし、父の頭の中は未だにバブルの絶頂期で、高く売れると思っていたようだ。

結局、買ってから世の中そんなに甘くないと悟ったようだが、それを周囲に言うのが悔しくて、「わしの土地だからわしの自由にする」と言って、今でも意地を張っている。
周りが二束三文でもさっさと売却しろと言えば言うほど意固地になって譲らない。

そして、その数年後、また妹から電話があって、父が太陽光売電をやりたいから保証人になってくれと連絡が来たと。
詳しく聞くと、例の土地を遊ばせておくわけにはいかないから、大規模なソーラーを置きたいというのだ。

個人のソーラーの売電がお得にできると言われていたあの時の、最後の駆け込みの時期。
最初は怪しい業者にそそのかされてやる気になったのかと思ったら、実はとっても良心的な業者さんで、父の方から訪ねて行ったとのこと。

業者さんの説明では、ローンを組んでシステムを購入しても、売電の売り上げでローンが返せる計算とのことだが、父よ、あなたはあと何年生きるつもりなのだ?
元が取れるころにはこの世にいないよ、きっと。

頑固な父に負けずに頑として譲らなかったら、流石にあきらめてくれた。

結果から言うと、最近になって個人の売電は電力会社の都合でやめるとか、台風などの災害で壊れたりとか色々問題も出てきていて、あの時、根気よく対応して本当によかったと思う。
もし、ソーラーやってたら、今頃、父の面倒+ソーラーの面倒もみなくてはならなかったに違いない。


投信も、今となっては父が自分から申し込んだのか、窓口ですすめられたのか不明だが、これからもこういうのがいろいろ出てくるのでは、と暗い気持ちになる。

大した財産もないし、これから先、病気なんかしたら必要なのはキャッシュなのだが、何故か換金性の低い(難しい)ものばかりに投資している。
今のところ、怪しい投資話には騙されてはいないが、悲しいことに全うな投資でも儲けは出ていない。

投信は想像通り元本割れしていたが、父本人が窓口に来ている今以外、解約のチャンスは無さそうなので、即時解約した。

そして、メインの通帳は私が預からせてもらうことにした。

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