2018年12月29日土曜日

認知症とビール⇒圧迫骨折

施設から電話が来た。

昨日の朝、部屋を訪問したら、床に寝ていて痛くて起き上がれないとのこと。
整形外科に行ってレントゲンを撮ったけれど、大きな問題は無いとのことで、医師からそう伝えられたら、ケロッとして帰ってきた、と。

どうやら、夜間、トイレか何かに起きて、ベッドに入ろうとして尻もちをついたらしい。

しかし、数日後、また電話が来た。
まだ痛そうなので、再度整形外科を受診したら、圧迫骨折しているのが分かったと。



webの解説によると、圧迫骨折は背骨に縦方向の力がかかって背骨の1ブロックがこわれてしまう病態で、高齢者になると、骨粗しょう症のために、ちょっとしたことで圧迫骨折するのだそうだ。

治療は安静にしていること。

実は問題はここから。

特段趣味らしい趣味もなく、普段でも暇を持て余しているというのに、安静にしていろと言われて、部屋でごろごろしてるのはもっと退屈だったらしく、施設のスタッフさんの観察によると、顔が赤かったり、ろれつが怪しかったり、どうやらビールを結構な量飲んでるのではないかというのだ。


施設に入所してからしばらくは、猫をかぶってビールも控えていたようだが、何かをきっかけに(多分、他の入所者さんが買ってきてるのを見たのではないかと思う)、実家に置いてあったビール6缶パックを持ち込んでいた。
ビールは施設では飲まない方が良いので私が持ち帰る、と話していて、玄関にまとめて置いていたのを、時間差で持ち去っていた。

その後も、出かけて帰ってくるとビールを数本~6本パックで買ってきていたらしい。
直近で私が見た限り、20本近くのビールが冷蔵庫とその横にストックされていた。


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サ高住はあくまでもアパート機能に見守りが付いたものなので、住人の自由が優先される。
ドクターストップがかからない限りは、控えた方が良いですよ、位のことしか言えない。

圧迫骨折発症後直後はスタッフさんが泣き落とし(の真似)でやめさせたらしいが、本人は飲酒と骨折治療の関係が理解できていないので、暇を理由に部屋で飲んでいるのまでは管理しきれない。

骨折後、食事量も減っているという。
理由は本当に痛みだけだろうか?
ビールでお腹がふくれているのでは?
本人に飲酒のことを聞くと、そんなに飲んでないという(「そんなに」ってどれ位だ??)。

今、振り返って思うと、夜中にベッドに座り損ねたのも、酔っぱらっていたせいではないのか?
そもそも認知症だって、食事を十分に摂らずにお酒ばかり飲んでいたから発症したのではないのか?

ネットで認知症患者にお酒を飲ませないようにするすべを検索してみるが、飲酒は止めた方が良いというのはよく見かけるが、その手段についてまで言及されているものは皆無だ。
本人に認知症と飲酒について説明しても、ビールくらい飲んで何が悪い?と毎回返される。

とりあえず、圧迫骨折が改善したら、早々にデイサービスに登録して、日中の拘束時間を作るしかないか。。。
次回訪問時にビールのストックをノンアルビールとこっそり交換してみよう。
うまくいくかな?

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